リダイレクターの動作
図 1 は、リダイレクターがクライアント・データを Telnet サーバーに送信し、Telnet サーバーからの 応答データをクライアントに送信する仕組みを示しています。
図 1. リダイレクターの動作
リダイレクターは、次の 4 つのモードのいずれかで構成できます。
- パススルー
- リダイレクターは、データの内容を変更せずに、Telnet サーバーおよびクライアントと通信します。
- クライアント側
- クライアントとリダイレクターは、TLS を使用するセキュア・セッションで通信します (内容は暗号化/復号化されます)。
- リダイレクターと Telnet サーバーは、非セキュア・セッションで通信します。
- ホスト・サイド
- クライアントとリダイレクターは、非セキュア・セッションで通信します。
- リダイレクターと Telnet サーバーは、TLS を使用するセキュア・セッションで通信します (内容は暗号化/復号化されます)。
- 両方
- クライアントとリダイレクターは、TLS を使用するセキュア・セッションで通信します (内容は暗号化/復号化されます)。
- リダイレクターと Telnet サーバーは、TLS を使用するセキュア・セッションで通信します (内容は暗号化/復号化されます)。
クライアント・サイド、サーバー・サイド、またはその両方のモードを使用する前に、リダイレクター用に ServerKeyStore.jks (JSSE を使用するように構成されている場合) を作成する必要があります。
データ・ストリームを暗号化する必要がないために、またはクライアントと Telnet サーバー間でデータ・ストリームが既に暗号化されているために、リダイレクターによる暗号化が必要ない場合には、パススルー・モードを使用できます。Z and I Emulator for Web クライアントが、クライアント認証または Express Logon を必要とするホストにリダイレクター経由で接続している場合は、パススルー・モードを使用する必要があります。
詳しくは、オンライン・ヘルプの『リダイレクターへのホストの追加』を参照してください。