Socks プロキシー・サーバーを介した接続

多くの組織では、コンピューター・リソースをファイアウォールで 保護するために、Socks プロキシー・サーバーを使用しています。Socks は、TCP/IP ベースのネットワーク・プロキシー向けのプロトコルです。これを使用すると、Socks プロキシー・サーバーの一方の側にあるアプリケーション が、Socks プロキシー・サーバーの他方の側にあるホストに、直接に接続することなく、 完全にアクセスすることができます。プロキシー・サーバーは一般に、ファイアウォールと一緒に使用されます。Socks プロトコルでは、ファイアウォールを超えてホスト・システムに接続しようとする クライアントは、実際には、Socks プロキシー・サーバーと接続することになります。Socks プロキシー・サーバーは、クライアントとホスト・システムとの間の 仲介機能としての役割を果たします。このサーバーは通信要求を許可し、クライアントに代わってホストに接続し、2 つの システム間でデータを中継します。

Z and I Emulator for Web では、バージョン 4 とバージョン 5 の両方の Socks プロトコルがサポートされます。

ほとんどの Web ブラウザーで使用されている Java 仮想マシン (JVM) は Socks バージョン 4 を サポートします。セッションは、Socks バージョン 4 またはバージョン 5 のプロキシー・サーバー にアクセスして、Web ブラウザーのプロキシー・サーバー設定値をバイパスすることができます。プロキシー・サーバーが Socks バージョン 5 をサポートしない場合には、セッションに Socks バージョン 4 接続とネゴシエーションさせることができます。Socks プロキシー・サーバー設定値の詳細については、オンライン・ヘルプの『プロキシー・サーバー 』を参照してください。