セッション・プロパティーの動的設定

Eclipse-Plugin プラットフォームでは、Z and I Emulator for Web プラグインの実行に HTML ファイルは使用されないため、セッション・プロパティーを動的に設定するために HTML オーバーライドを使用することはできません。同様の機能が必要な場合は、以下のステップを実行してください。
  1. com.ibm.eNetwork.HOD.wct.IHODConfigFactory インターフェースを実装する Java クラスを実装する。このインターフェースは、wct.jar ファイルに保管されています。wct.jar ファイルは、Z and I Emulator for Web パブリッシュ・ディレクトリーにインストールされます。インターフェースには、以下の 2 つの public メソッドがあります。
    public String setHodHtmlFileName()   
    public Properties getHodHtmlParameters()       
    以下に、そのような Java クラスの例を示します。
    図 1. Java クラスの例
    package com.ibm.eNetwork.HOD.wct.samples;
    
    import java.util.Properties;
    
    import com.ibm.eNetwork.HOD.wct.IHODConfigFactory;
    
    public class ConfigOverride implements IHODConfigFactory {
        /* (non-Javadoc)
         * @see com.ibm.eNetwork.HOD.wct.IHODConfigFactory#getHodHtmlFileName()
         */
        public String getHodHtmlFileName() {
            return "hodwmc";
        }
    
        /* (non-Javadoc)
         * @see com.ibm.eNetwork.HOD.wct.IHODConfigFactory#getHodHtmlParameters()
         */
        public Properties getHodHtmlParameters() {
            Properties p = new Properties();
            p.put("EnableHTMLOverrides", "true");
            p.put("TargetedSessionList", "3270 Display");
            p.put("host", "3270 Display=hostname");
            return p;
        }
  2. Java クラスを JAR ファイルにパッケージする。
  3. Z and I Emulator for Web パブリッシュ・ディレクトリー内にある更新サイト・ユーティリティーの HTML ファイル (WCTConfig.html) を編集して、showUserClass パラメーターを true に設定する。
    var showUserClass=“true”;  
  4. 「更新サイト・ユーティリティー」を実行して、次のように追加のパラメーターを指定する: ユーザー JAR ファイル・パス: ステップ 2 で作成された JAR ファイルのファイル・パス。ユーザー構成ファクトリー・クラス: ステップ 1 で実装した Java クラスの名前。
  5. Z and I Emulator for Web プラグインを生成し、それを Eclipse-Plugin プラットフォームにデプロイする。