新規 e-business アプリケーションを作成するためのツールキット
Z and I Emulator for Web には、カスタマイズされた e-business アプリケーションを作成するための、Java コンポーネント・ベースの ZIE Host Access Toolkit が含まれています。この Toolkit には、ホスト・アクセス・クラス・ライブラリー (HACL)、Host Access Beans for Java、および Java Enterprise Edition (J2EE) コネクターなどの、豊富な Java ライブラリーとアプリケーション・プログラミング・インターフェースのセットが含まれます。
HACL は、元来は人間との対話用に設計されたアプリケーションを実行する バックエンド・ホスト・マシンと対話するための、非ビジュアル API を備えています。ホスト・アプリケーションには、人間が読むことのできる文字表示、 フォーマット済みフィールド、カラー・コーディング、およびキーボード応答が必要です。HACL は、従来のホスト画面表示 (緑色の画面) との対話を模倣するために必要な、 特別な機能のクラスを備えています。HACL には GUI (可視コンポーネント) クラスが含まれていません。例えば、メインフレーム上で 2 次側アプリケーションとして実行される Java プログラムがあるとします。2 次側アプリケーション・プログラムはまず、CICS データ・アプリケーションを 実行する別のメインフレームと対話し、次いで、動的に生成される HTML ページを 介してクライアント・ブラウザーと対話します。2 次側アプリケーションはクライアント入力を解釈してシミュレートされた 端末アクションに入れ、それは HACL API を使って CICS マシンに送られます。CICS マシンからの応答画面は HACL API を使ってキャプチャーされ、 動的 HTML ページに変換され、それからクライアントに送り返されます。
Z and I Emulator for Web の J2EE Connector は、3270、5250、CICS、および VT ホストと通信するリソース・アダプターのセットを備えています。これらのリソース・アダプターは、IBM Application Server などの、適切なアプリケーション・サーバーにデプロイされます。ユーザーは、WebSphere Studio Application Developer Integration Edition を介して Z and I Emulator for Web の J2EE Connector で提供される API を使用して、Web アプリケーションを作成することができます。