構成サーバー・ベース・モデルの理解

構成サーバー・ベース・モデルでは、ホスト・セッション情報は管理クライアントを 使用して構成サーバーで維持され、情報はユーザーおよびグループ構造を使用して定義されます。デフォルトでは、構成サーバーはデータを Z and I Emulator for Web サーバー・マシンに直接保管しますが、代わりに LDAP を使用するように構成することもできます。ユーザーはその構成を、デプロイメント・ウィザードに作成されたカスタム HTML ファイル、または Z and I Emulator for Web の一部として提供されているいくつかの HTML ファイルの 1 つを使用して利用できます。ユーザー ID は構成サーバーで定義され、ユーザーはほとんどの場合、セッションを表示する前に Z and I Emulator for Web サーバーにログオンする必要があります。管理者がユーザーに変更の保管を許可している場合は、 ユーザーの設定はユーザー ID ごとに構成サーバーに保管されます。カスタマイズの内容は構成サーバーに保管されるため、 複数のマシンからセッションにアクセスする必要がある場合には、 このモデルが最適と思われます。

デフォルトでは、Web ブラウザーは構成サーバーと直接に通信します。ファイアウォールを介して通信する場合には、 ファイアウォールにある構成サーバーのポートを開く必要があります。代わりに、構成サーブレットを使用することで、ファイアウォール上に構成サーバーのポートを開かなくても 済むようにすることができます。Web ブラウザーは、HTTP 接続または HTTPS 接続を通して構成サーブレットに接続し、 構成サーブレットは構成サーバーと対話します。構成サーブレットの使用についての詳細は、『構成サーブレットの構成』を参照してください。

図 1. 構成サーバー・ベース・モデルおよび結合モデル
構成サーバー・ベース・モデルおよび結合モデル
図 2. 構成サーブレットを使用した 構成サーバー・ベース・モデルおよび結合モデル
構成サーブレットを使用した 構成サーバー・ベース・モデルおよび結合モデル